どうしても治らないニキビは間違ったニキビケアが原因?

何をしてもニキビが治らないと悩んでいる人は多いでしょう。様々なケアを試しているのに、なぜニキビが治らないことがあるのでしょうか。

 

それは間違ったニキビケアが原因かもしれません。今回は、ニキビに関する正しい認識について解説します。

 

ニキビを治すための正しい認識を確認

 

ニキビを治すためにはニキビに関する正しい認識と、普段行なっているニキビケアが正しいかどうかを知る必要があります。なぜなら、ケアの仕方によっては、逆にニキビを悪化させてしまうこともあるからです。

 

自分に合ったニキビケアをするためにも、ニキビに関して正しい認識ができているかどうか確認しておきましょう。

 

洗顔の回数を増やすのは逆効果

「ニキビの原因は皮脂だから、顔をたくさん洗えばいい」なんて思ってはいないでしょうか。確かに洗顔をすれば、一時的に肌表面のベタベタした感じは取れてすっきりします。また、洗顔はニキビがあるときにも、ニキビを予防するときにも必要なことです。

 

しかし、何回も洗えばいいというわけではありません。むしろ、洗いすぎはニキビに悪影響となることもあります。実際に、ニキビを気にして何度も洗顔をしているにも関わらず、ニキビが減るどころか増えたという経験がある人もいるでしょう。

 

なぜなのかというと、顔を洗いすぎることで肌のバリア機能を低下させてしまうからです。洗顔をすると、不要な角質や皮脂を洗い流すことができます。しかし、過剰な洗顔をすると、肌に必要な皮脂や水分まで洗い流してしまいます。

 

皮脂が、肌に悪いものだと思っている人もいるかもしれません。ですが、皮脂には肌のバリア機能をサポートするはたらきがあります。肌に悪いのは「過剰な」皮脂であって、ある程度は皮脂も必要です。

 

必要な皮脂まで洗い流してしまうと、肌のバリア機能が低下しさまざまな肌トラブルを引き起こします。また、皮脂が足りないことに反応して、皮脂が過剰に分泌されるようにもなってしまいます。このように、洗いすぎは肌の自然な機能まで崩壊させてしまい、ニキビだけではなくあらゆる肌トラブルを引き起こします。

 

ニキビケアには洗顔が必要ですが、回数は朝と夜の2回で十分です。ニキビ予防用洗顔料のファーストクラッシュも、その使用方法に朝と夜の2回ファーストクラッシュを使って洗顔するようにとの指示があります。

 

ホルモンバランスが影響する

ニキビの原因には、ホルモンバランスも関係しています。どんなに正しいケアをしていてもニキビが治らない場合は、ホルモンバランスの影響かもしれません。

 

ニキビは、男性ホルモンのはたらきによって引き起こされます。男性ホルモンは女性の体内でも分泌されていますが、この男性ホルモンの分泌量が多いと皮脂量も増えてしまいます。

 

オイリー肌やひどいニキビは男性に多いイメージですが、これは男性ホルモンの分泌量が皮脂の分泌量に関係しているからです。さらに、男性ホルモンの分泌量が多いときは角質が厚くなったり、毛穴が狭くなったりします。つまり、毛穴が狭くなれば、角質により毛穴が詰まりやすくなるため、ニキビができやすい条件が揃ってしまいます。

 

そのため、男性ホルモンの分泌量が通常よりも多い女性は、ニキビができやすくなるのです。

 

男性ホルモンの分泌量が増える原因は、元々の体質によるものとストレスが考えられます。ストレスを感じると、私たちの体は「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。コルチゾールとは、抗ストレスホルモンというストレスに対抗するためのホルモンです。

 

ストレス下にあるときには必要なものですが、コルチゾールは男性ホルモンを増やしてしまうはたらきもあります。そのため、ストレスを継続して感じているような状況だと、ニキビができやすくなってしまいます。

 

コルチゾールは私たちにとって必要なホルモンですが、ニキビケアという観点から言えば、過剰に分泌されると困りますね。ですから、ストレス解消はニキビケアにも重要な要素です。

 

体質的に男性ホルモンの分泌量が多くニキビが改善できないという場合は、ホルモン治療を受けることもできます。ただし、ホルモン治療は副作用が強く出てしまう人もいますし、服用できない人もいるので、まずは皮膚科の医師に相談してみましょう。

 

過剰な皮脂の分泌だけではニキビはできない

多くの人が、ニキビができるのは皮脂の分泌量が多いオイリー肌、つまり脂性肌が原因だと思っているかもしれません。実はこれは間違いで、逆に皮脂の分泌量が少ない人でもニキビができてしまうことがあります。

 

もちろん、皮脂の分泌量が多いこともニキビの原因の1つです。しかし、それよりも正常なターンオーバー、つまり新陳代謝によって古い角質が剥がれ落ちているかどうかの方がニキビに関係しています。

 

過剰な皮脂だけではニキビはできません。ですが、ターンオーバーが正常に行われないことによって皮脂の分泌量が多くなると、それだけ毛穴に皮脂がたまりやすくなり、毛穴に詰まった皮脂を餌にアクネ菌が増殖します。そのため、ニキビができやすく、また悪化しやすくなってしまいます。

 

ですが、オイリー肌の人でもターンオーバーが正常に行われていれば、ニキビはできにくいです。皮脂分泌量の少ない乾燥肌の人でも、全く皮脂のないという人はいません。ですから、乾燥肌でもターンオーバーの周期が遅ければ毛穴が詰まりやすくなり、ニキビができる可能性があります。

 

乾燥肌の人がニキビができたことから自分をオイリー肌だと思い込み、オイリー肌を解消するようなケアをしているととても危険です。なぜなら、前述したように健康的な肌を保つためには、ある程度の皮脂は必要だからです。

 

元々乾燥肌の人がオイリー肌向けのケアをしてしまうと、乾燥肌が悪化してしまいますし、ターンオーバーがさらに乱れ、ニキビが増えてしまうこともあります。

 

ニキビに関して間違った認識をしていた、自分のニキビケアは間違っていたことに気づいたという人もいるでしょう。正しい認識ができれば、自分の肌質やニキビの原因にあった正しいケアも見えてきます。正しいニキビケアで、しっかりニキビを退治・予防しましょう。