リピジュアの効果や副作用とおすすめ洗顔、化粧品

リピジュアは、東京医科歯科大学の中林宣男名誉教授と東京大学の石原一彦教授の研究を元に、日油が開発に成功した成分です。

 

もともとは医療分野での使用を目的にしていましたが、高い保湿力があることから現在は化粧品分野でも多く使われています。何やらすごそうな「リピジュア」ですが、一体どのような特性をもっているのでしょうか。

 

リピジュアの効果や副作用まとめ

 

リピジュアとは、この成分の工業化に成功した日油の登録商標で、本来の名称を「2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン」と言います。MPCと略されることも多いです。

 

化粧品に使用されているリピジュアにはいくつかの種類があり、成分表示には「ポリメタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン」や「ポリクオタニウム-51」などと記載されている場合もあります。名前が少し難しいリピジュアについて見ていくことにしましょう。

 

効果や効能

日油が行なった調査によると、リピジュアは2008年時点において世界で約280社、約2,600品目に使われていて、その分野は医薬品や化粧品など幅広いものとなっています。これほど多くのものに利用されるリピジュアには、どのような効果や効能があるのでしょうか。

 

肌トラブルが起こりづらい

リピジュアは、医療分野で体内に入れる人工材料の表面処理剤として開発されたものです。例えば、カテーテルや人工血管などの人工物をそのまま体内に入れると、異物とみなされ、周りの血液が凝固するなどの反応が起こってしまいます。

 

その点、リピジュアは人の細胞膜などに含まれるリン脂質に似せた構造でつくられているため、人工物の表面をリピジュアで覆うと、異物とみなさず受け入れることができます。拒絶反応を起こさないために使う成分ですから、人の身体への適合性がとても高いです。

 

そしてこの能力は、化粧品として使われるときにも発揮されます。その証拠にリピジュアは、肌トラブルをほとんど起こしません。敏感肌やアトピーなどの肌トラブルを抱えた人でも、安心して使うことができます。

 

ヒアルロン酸を超える保湿力

リピジュアの保湿力は、高保湿成分として知られるヒアルロン酸の約2倍ととても高いため、人工涙液の成分としても利用されています。肌につけると、約2,000個の化学結合した分子が肌表面に潤いの膜をつくり出します。さらに角質内に効率よく浸透することから、角質がもつバリア機能を高める効果もあります。

 

このリピジュアと角質層のダブルのバリア効果は、化学物質や外的刺激から肌を守り、角質の水分が蒸発するのを防ぐ役割をしてくれます。そして乾燥や刺激によって起こりやすい敏感肌や大人ニキビの予防にとても効果的です。

 

水洗いしても保たれる保湿性能

さらに保湿力が水に強いということ。ヒアルロン酸を塗った後にその部分を水洗いし、1時間後に計測すると、角質の水分保持機能は少し下がってしまいます。しかしリピジュアの場合は、塗って水洗いして1時間後に計測しても、角質の水分量は減るどころか上昇するのが特長です。

 

これは、リピジュアの潤いベール効果で角質内の水分の蒸発が抑えられたため、閉じ込められた水分量が多くなったと考えられます。

 

副作用について

どれだけ高機能の成分でも副作用は気になるところですが、リピジュアには注意しなければならないようなトラブルの報告はありません。ただし、すべての人に絶対にトラブルが起こらないという保証はないので、使ってみて肌に異常を感じるようなことがあれば使用を中止しましょう。

 

また、リピジュア自体に問題はなくても、スキンケア商品に使われている他の成分によってトラブルが生じる可能性もあります。リピジュアは限りなく原液に近い状態でも販売されていて、洗顔後に直接肌につけて使うこともできます。「いつものスキンケア用品はそのままに、リピジュアだけを試したい!」という場合、この方法が良いでしょう。

 

おすすめの洗顔や化粧品

ヒアルロン酸などに比べて認知度はまだまだ低いリピジュアですが、実は保湿成分の一つとして多くの製品に配合されています。なかでも、ニキビ予防に効果のあるものをいくつかピックアップしてみました。

 

NonA.薬用ニキビ専用石鹸

ニキビケア専用の石鹸として有名なプライマリーの「薬用ニキビ専用石鹸 NonA.」。肌の負担となるピーリング成分を含まず、消炎成分として甘草、毛穴引締め成分としてダイズエキスなどの天然成分を使用しています。

 

香料、着色料、エタノール、鉱物油、パラベン不使用の低刺激にこだわった石鹸で、アトピー肌の人も使用できるものです。保湿成分として、ローヤルゼリーエキスやヒアルロン酸、スクワランなどと共にリピジュアも配合されていて、乾燥や刺激などから肌を守ってくれます。

 

NOV ACアクティブシリーズ

常盤薬品が販売する大人ニキビ用のスキンケアシリーズ「NOV ACアクティブシリーズ」では、フェイスローション・フェイスローションモイスト・モイスチュアミルクの3製品にリピジュアが含まれています。

 

フェイスローションは、潤いを与えながらテカリやベタつきを抑えるノーマルタイプ。フェイスローションモイストは、ニキビケア商品なのにしっとりと潤うタイプの化粧水です。ノーマル、モイスト共にpHは3.5となっていて、ニキビが悪化しづらい環境をつくります。

 

モイスチュアミルクには、リピジュアの他にもヒアルロン酸やセラミドといった保湿成分を配合。美白成分や各種ビタミンも贅沢に入った、大人にうれしい仕様です。

 

無印良品のスキンケアコスメ

プチプライスでありながら高い効果で知られる、無印良品のスキンケアコスメ。ニキビ専用につくられたものはありませんが、ニキビケアに使っている人も多い製品です。敏感肌シリーズ、バランス肌シリーズ、エイジングケアシリーズ、オーガニックシリーズの4つがあり、自分の好みに合わせて選べるのもうれしいところ。

 

そして驚くべきことに、無印良品のスキンケアコスメには、どのシリーズの化粧水・乳液にもリピジュアが使われています。別名である「ポリクオタニウム-51」や「メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液」と表記されています。

 

GLAMATICALリピジュア原液

イオングループのプライベートブランド「トップバリュセレクト」で販売されている製品です。原液で売られているものの中には添加物が入っている場合がありますが、この商品の原材料は「水」、「ポリクオタニウム-51」、そして、保湿成分や抗菌成分として加えられることの多い「BG」のみ。

 

原液のまま使うも良し!手作りコスメの原料にするも良し!と、自分なりの使い方ができるでしょう。

 

リピジュアは日々の研究と高い技術力が結集して誕生した、肌にとても優しい高保湿成分です。優れた保湿効果が持続することによって、角質のバリア機能やターンオーバーが正常化すれば、ニキビのできづらい健康な素肌を手に入れることも夢ではありません。

 

ファーストクラッシュは保湿のことをしっかりと考えた洗顔料ですが、その使用後にリピジュアの原液をプラスして、肌にもっと潤いを与えるのもおすすめです。